2012年4月21日土曜日

PS+AEだけでテキスト立体化+アニメーション(cs5)


少し前になりますが、いまさらphotoshop cs5の新機能、3D成形機能を使ってみた際に”もしかしてAfterEffectで動かせるんじゃ...”という気がしてならなかったので、ちょっと試してみました。結果上手く動いてくれたのでまとめてみました。

今回使用する機能はPSの3D成形です。テキストから3D形状を作成することができます。最終的にはAEでフライングロゴのような、動いて登場するような映像まで持っていこうと思います。


1.PSでテキスト入力
さて、それでは進めていきます。
1. PSでテキスト入力。太めの文字だと立体化したときに見栄えがするんじゃないかな。






2.成形

2.メニューの3Dタブから「成形」、「テキストレイヤー」を選択。ラスタライズするよ的なメッセージがでますが「はい」で。






3.厚みやら各種設定の調整

3.各種設定。厚み、ベベル具合、質感、色とライティングを調整。色々試していい感じのところで保存。保存形式はPSD形式です。






4.AEで読み込み
それではAfterEffcesへ読み込みます。
4.AEに読み込み。読み込みの種類はコンポジション。ライブphotoshop 3Dのボックスをチェック。これでPSでつくった3DデータがAEに読み込まれます。チェックしないとただの平面になっちゃいます。





5.アニメーション作成

5.読み込んだコンポジションの最下層へ移動。カメラやコントローラーレイヤーの位置回転を変更してみてください。3Dで動いてます!感動の瞬間。PSとAEでアニメーションができるようになるとは。。

ここからアニメーション作成です。カメラ、コントローラーレイヤーをキーフレームで動きを付けていきます。今回はスケールと回転をつけました。いい感じになるように何度か調整。アニメーションAEで3Dデータがぐるぐる動いてちょっと嬉しいです。


6.最終調整
だいたい動きが決まったら、最終調整。
6.グローや色調など、各種エフェクトをかけて調整します。なんだか品がない感じにまとまってしまいましたが、ご愛嬌で。






7.レンダリング
7.画面サイズを調整して、レンダリング。さあ完成!
..なのですが、書きだした映像を確認すると、アンチがかかっていないガビガビしたエッジになってしまって、使用に耐えないかんじになっていました。
うーん。





8.PSのレンダリング設定を変更
AEのパラメータ見直したり、設定を変えてみたりてみて気づいたのですが、どうやらレンダリングの設定はPS側で変更しておかないといけないようです

8.PSの3Dレンダリング設定を変更。PSへもどり、レンダリング設定を「インタラクション」から、「レイトレーシング(ドラフト)」へ変更。プレビュー用から標準品質へって感じですかね。これは気づきづらい。。AEでざっくり確認したら、良いっぽかったので再度書き出しをしてみました。

ガビガビしたエッジも直り、ノイズもそこそこでいい感じです。アニメーションもなかなかいけそうですね。

ちなみにレンダリング時間は

  • 「インタラクション」約2分
  • 「レイトレーシング(ドラフト)」約28分。
  • 「レイトレーシング(最終)」約2時間。

最終は時間がかかりすぎる。しかも影の部分にノイズが目立って困った感じに仕上がりました。これはまずい。。うーん、他の設定箇所があればそれ次第かもしれませんが、通常はドラフトでいいのかもですね。

各設定の品質比較を兼ねた完成映像はこちらから


判別しづらいですが、レンダリング設定はドラフト設定で十分だとおもいます。


いまさらでしたがcs5で3D表現。面白い機能ですね。
textだけでなく作業用パスからも押し出しが可能なようですので、ロゴデータからもアニメーション作成できるかもですね。

cs6ではどうなるのか楽しみです。