少し前になりますが、いまさらphotoshop cs5の新機能、3D成形機能を使ってみた際に”もしかしてAfterEffectで動かせるんじゃ...”という気がしてならなかったので、ちょっと試してみました。結果上手く動いてくれたのでまとめてみました。
今回使用する機能はPSの3D成形です。テキストから3D形状を作成することができます。最終的にはAEでフライングロゴのような、動いて登場するような映像まで持っていこうと思います。
1.PSでテキスト入力 |
1. PSでテキスト入力。太めの文字だと立体化したときに見栄えがするんじゃないかな。
2.成形 |
2.メニューの3Dタブから「成形」、「テキストレイヤー」を選択。ラスタライズするよ的なメッセージがでますが「はい」で。
3.厚みやら各種設定の調整 |
3.各種設定。厚み、ベベル具合、質感、色とライティングを調整。色々試していい感じのところで保存。保存形式はPSD形式です。
4.AEで読み込み |
4.AEに読み込み。読み込みの種類はコンポジション。ライブphotoshop 3Dのボックスをチェック。これでPSでつくった3DデータがAEに読み込まれます。チェックしないとただの平面になっちゃいます。
5.アニメーション作成 |
5.読み込んだコンポジションの最下層へ移動。カメラやコントローラーレイヤーの位置回転を変更してみてください。3Dで動いてます!感動の瞬間。PSとAEでアニメーションができるようになるとは。。
ここからアニメーション作成です。カメラ、コントローラーレイヤーをキーフレームで動きを付けていきます。今回はスケールと回転をつけました。いい感じになるように何度か調整。アニメーションAEで3Dデータがぐるぐる動いてちょっと嬉しいです。
6.最終調整 |
6.グローや色調など、各種エフェクトをかけて調整します。なんだか品がない感じにまとまってしまいましたが、ご愛嬌で。
7.レンダリング |
..なのですが、書きだした映像を確認すると、アンチがかかっていないガビガビしたエッジになってしまって、使用に耐えないかんじになっていました。
うーん。
8.PSのレンダリング設定を変更 |
8.PSの3Dレンダリング設定を変更。PSへもどり、レンダリング設定を「インタラクション」から、「レイトレーシング(ドラフト)」へ変更。プレビュー用から標準品質へって感じですかね。これは気づきづらい。。AEでざっくり確認したら、良いっぽかったので再度書き出しをしてみました。
ガビガビしたエッジも直り、ノイズもそこそこでいい感じです。アニメーションもなかなかいけそうですね。
ちなみにレンダリング時間は
- 「インタラクション」約2分
- 「レイトレーシング(ドラフト)」約28分。
- 「レイトレーシング(最終)」約2時間。
最終は時間がかかりすぎる。しかも影の部分にノイズが目立って困った感じに仕上がりました。これはまずい。。うーん、他の設定箇所があればそれ次第かもしれませんが、通常はドラフトでいいのかもですね。
各設定の品質比較を兼ねた完成映像はこちらから
判別しづらいですが、レンダリング設定はドラフト設定で十分だとおもいます。
いまさらでしたがcs5で3D表現。面白い機能ですね。
textだけでなく作業用パスからも押し出しが可能なようですので、ロゴデータからもアニメーション作成できるかもですね。
cs6ではどうなるのか楽しみです。